ISSI Lumissil事業部は、非常に明るくカラフルなLEDベースのサイネージボードディスプレイを作成するためのLEDドライバー「IS31FL3748」を開発した。これは、最大96の独立したアドレスを指定可能なマトリクスLEDアレイを構成することができるとともに、各LEDを0～40mAの電流で駆動することができる。各LEDドットには1個から9個までのLEDを設置することができ（最大９個の赤色LED、最大７個の青、緑、白色LED）、各LEDドットに最大40 mAの電流を流すこともできるので、太陽光の下で視認性を確保するために輝度を向上させる必要がある屋外看板のLEDに活用が期待される。また、複数のIS31FL3748同士をシリアルバスで接続すれば表示領域を拡張することもできる。

次世代のテクノロジーで幅広い活躍に期待

同製品の機能性の高さも魅力の一つ。電力の平均化に役立つグループ遅延機能、クロックスキュー機能などにより電力源への負荷やノイズを低減することができる。従来の製品と比べマイナス40℃～プラス125℃と温度による動作環境の範囲も幅広く、LEDのオープン・ショート検出やサーマルエラー検出機能などを備え、信頼性も高い。駅、空港、競技場などにおける視認性の高いサイネージボードを中心に、液晶モニタのディスプレイバックライトやRGBカラーライトの視認性向上など、幅広い用途に期待が高まっている。