新栄工業は、自社ブランドSKシリーズ製品のスクリーン印刷機の開発に着手して以来、プラスチック・金属等をはじめとする多種多様な成形品の平面のみならず、曲面にも精密印刷を可能にしている。

不可能を可能にする印刷技術

同社の主力製品であるSK-NC450型は、今までのSK-250・350型シリーズ等のカム機構では不可能だった形状への印刷や印刷範囲をより幅広くすることを可能としたスクリーン印刷機を開発した。

印刷面が同一スキージ先端に接していれば、オーバル形状製品の表裏面の全面印刷や、多面体（角形形状）への1行程印刷も可能となった。

機能面では、デジタルで0.1㎜単位で強制寸法を指定できる「電子ギヤー装置」、レジスターマーク無しで位置決め印刷ができる「フォトセンサー式自動位置決め装置」、「CCDカメラ」でセンサーでは不可能な容器のネジ山・パーティングラインが検知できるなどの拡張性を持たせ、利用目的で装置構成を選択できる。