染料・顔料の専業メーカーとして高機能化・付加価値化を追求し、確固たる地位を築き、今年創業100周年を迎えるオリヱント化学工業。同社は、レーザー溶着分野においても2005年に光学的に同一の樹脂成形材料が使える“ACW”という独自の工法を確立するなど、同分野を牽引している。

新しい樹脂溶着！！レーザー透過溶着法

そのオリヱント化学工業が新たに“ハイブリッドLTW”工法を開発した。従来のレーザー溶着では接合部分を密着させる必要があり、隙間の発生しやすい結晶性樹脂では特に成形精度が求められるが、このハイブリッドLTWでは照射側が溶融してギャップが埋まる他、より大型の部材にも適用できる。また、同工法は毎秒100㎜を超える高速化も実現しており、省エネルギー性も持ち合わせている。
　パワーモジュールをはじめとした自動車の大型部品を中心に注目度が広がっており、今後さらなる広がりが期待できる。