■システム開発の実績とノウハウを活かす

災害対策における重要な課題の一つとして、河川決壊や土砂災害発生時に情報収集が困難な情報弱者に対して、確実に緊急情報が伝わる仕組みを構築する事が挙げられる。この課題に対して一つの解決策を示そうとしている企業が、墨田区に拠点を構えているシェアクレストだ。危機が迫っている対象地域だけを地図上で囲み、選択された住民に対してだけ電話を利用した自動音声での警報を発信出来る。電話を受ける住民が情報弱者だとしても電話による音声案内であればメールなどよりもスピーディに避難が可能だ。また掛かってきた電話で救助要請も出来る。同社は今後も社会のニーズに沿ったシステムを次々と開発していくだろう。