オーテックは、群馬県桐生市にて織機の改良および修理工場として昭和11年に創業、その後昭和43年に会社組織となり、今年4月に50周年を迎えた。OA機器のシャフト、ローラーが主力であったが、25年以上前から、全国規模の展示会に出展し、様々な業界の部品加工を経験。その実績を武器に、最善の仕様を提案できる企業へと成長し、顧客の製品安定化に大きく貢献する高精度製品を生み出すローラー、シャフトの専門メーカーである。

材料調達から表面処理までのトータルソリューション

5ｍの長尺にも対応
同社は、100社以上の取引先を抱え、図面のみで製品を提供する。材質、形状に合った仕入先を有し、社内には、旋盤をはじめ、マシニングセンタ、曲がり矯正、センタレス研削、円筒研削、摩擦圧接等の技術を駆使し、高品質、低価格を実現。一般的な熱処理、メッキから特殊な塗装、ゴム加工、溶射、蒸着など、多彩なメーカーに協力を得て、幅広く要求に応え、信頼を得ている。米粒大から5ｍの大型まで生産可能で、精度も1500㎜までの場合、寸法精度、振れ共に10μ以下を実現。溶接に代わる合理化工法として採用されている摩擦圧接も得意としている。他社では対応困難なパイプ外径面へのローレット加工は、最長5ｍまで対応。シャフト、ローラーの駆け込み寺のような存在である。