未利用材の活用が林業の活性化に貢献

ユナイテッド計画は資源エネルギー環境企業として、リサイクルを推進する産業廃棄物処理・再生可能エネルギーの開発運営を行い、あらゆる廃棄物を確実に処理・リサイクルできる“持続可能な工場づくり”という明確な設計コンセプトのもと、環境基準を維持できる機能が与えられており、顧客や地域社会に安心・安全のサービスを提供している。

同社は年々、人口減少や林業の低迷が続く秋田県の活力を向上させ、地方創生に貢献するため、秋田県内における未利用間伐材などを活用した木質バイオマス発電所を稼働させた。同発電所は、最大出力２万kWの循環流動層ボイラーによる蒸気タービン発電設備と全国でも有数の規模を誇り、年間の発電量は約３万８０００世帯分を見込んでいる。燃料の70％以上は、県内林業者等との連携により県内未利用間伐材チップを利用し、東南アジアから輸入するＰＫＳ（パーム椰子殻）が補助燃料となる。