これまで蓄積された知識と経験を活かし飛躍を続けるバルブ製造メーカーであるスリーエム工業は、従来のフートバルブとは大きく異なる「地上型フートバルブ」を開発した。従来の型が水中に設置され運転時は水没しているのに対し、この地上型フートバルブはその名の通り地上に設置されているため吸込管の引き上げが必要なく、メンテナンス作業の負担が大幅にカットされることになる。地上型の実際のメンテナンス作業は特許取得済のユニット構造により、配管から取り外す事なくフートバルブの蓋を開けて弁体弁座ユニットを交換するだけで簡単に完了できる。

更に最高使用圧力1.0MPaという設計であり想定外の圧力にも耐える事が可能なうえ、バルブ本体の特殊構造がエアー溜まりの徹底的な排除と従来の型よりも低圧力損失となる事を実現させている。時代の要求する製品づくりをモットーとして開発された革新的で価値のある同製品は、世界の水問題解決のパーツとなりうるか？