近年注目を集めているFPGAはプログラム可能なハードウェアで処理を行い、ソフトウェアではなくハードウェアによる処理により、最大で1000倍以上の処理能力を実現する能力を秘めており、AI処理などを低遅延で処理可能とするデバイスだ。
ベクトロジーは、そのFPGAを使った機器開発に特化して次々世代機器や革新的技術開発のサポートを展開。例として、視野角が広いが歪みが大きい魚眼レンズ映像をAIなどによる処理を可能とするリアルタイムレンズ補正技術で、通常の歪みの少ないカメラでは視野が足りない環境などに応用可能にしたり、今まで実現が出来なかった大量のアナログ系センサーを同時刻に処理することを可能にする。これらの新たな価値を生み出す技術は、長年に渡り研究してきた「FPGAによる専用演算器」と「FPGAに詰込む技術」が大きく貢献していると言える。

同社では、数式からアルゴリズムなどの検討、基板設計、筐体設計、放熱設計を含めたFPGAの設計を行い、顧客の要望に合わせた機器開発受託研究をしており、金融・情報技術系のシミュレーションなどにもチャレンジを続けている。