火力発電所や工場から出る燃焼灰を有用に再生利用する燃焼灰処理事業を展開している福岡建設合材。同社は産業廃棄物（燃焼灰）に価値を付与し、長期的に再生利用する多彩なオリジナル製品や再生ノウハウを有している。石炭燃焼灰やバイオマス燃焼灰などを固化、無害化し、路盤材として再生利用する「機能性人工再生砕石〈お陰石シリーズ〉」が同社オリジナル製品の一つ。お陰石シリーズは天然砕石等に比べ、様々な優位な特長を持つ。軽量で目が小さいため、施工性に優れ、運搬コスト削減につながる。

強度が高いのも本製品の特長で、護岸や地震による液状化対策として評価は高い。また、多孔質な素材は吸水性や濾過効果にも優れているなど特長は様々。本来産業廃棄物として処理コストがかかるのみの燃焼灰に、付加価値をつけて再生利用するため、循環型社会やＳＤＧｓの実現にも繋がる。

燃焼灰処理・再生ビジネス「RUSシステム®」

同社では、燃焼灰処理ノウハウをオールインパッケージ化、ライセンス契約を結んだパートナー企業に提供し燃焼灰処理事業の国内外展開を進めている。全国の燃焼灰排出企業から処理を受託し、ノウハウを提供する各地のパートナー企業で無害化処理、製品化し、販売する。パートナー企業の拡大とともに地産地消のリサイクルを全国に普及し、三方良しのビジネスモデルを提供していく。

第3回 資源循環EXPO

会期：2021年3月3日〜5日
会場：東京ビッグサイト（西・南展示棟）