ドリル、エンドミルの再研磨をメインに手がける、東京都品川区のウンノ研磨工業所は高精度再研磨技術により、新品同様の切れ味と性能を提供している。

ニーズにあった形状で刃具を研磨

新品の切削工具は価格も高く、費用も莫大だ。再研磨した工具を使用することで、コスト面や資源の削減を可能にする。同社は、多彩なニーズに応える設備を有しているのはもちろん、自動研削盤では難しい部分を職人によるきめ細かな加工技術で対応できるのが強み。超硬やハイスの他いろいろな素材の切削工具の再研磨を中心に加工や新規製作、コーティングやレーザー刻印、資源リサイクルなど一貫した対応が可能。「少し使い込んだ感じの刃がいい」「キンキンに尖った刃」などの繊細かつ微妙なこだわりも再現でき、多品種小ロットから多ロットまで短期間の納品に対応。

生産性・加工精度ＵＰ！ コスト削減！

２０２１年には、茨城県那珂市に新工場を開設。ＮＣ研削盤の追加導入にて再研磨の作業工程を新工場に集約、加工時間やコスト削減できる。今や捨てる時代から再利用する時代、豊かな環境社会づくりのためにも希少な資源を大切にする取り組みを行っている。