通常の抗菌剤は使用した時だけ有効で、使用後に付着した菌や飛沫に含まれるウイルスは、その表面で生きている。マナックと広島大学で共同開発した持続型の抗菌成分「Ｅｔａｋ®（イータック）」は、抗菌成分が対象物表面に固定化されるため、スプレーした直後の抗菌作用だけでなく、乾燥した後も抗菌作用が１週間持続する。

同社は、原料としてＥｔａｋ®を抗菌製品メーカーに供給しているほか、Ｅｔａｋ®を配合したアルコール製剤「Ｅｔａｋ®セーフティーコート」を業務用として製造・販売している。

除菌と抗菌がダブルで働く。気になるところに幅広く使用可能

「Ｅｔａｋ®セーフティーコート」は、ふきかけた直後は高濃度アルコールの効果で除菌。乾燥後に付着した菌やウイルスには表面に固定化されたＥｔａｋ®が働きかけて抗菌、その効果が１週間持続するので日々の除菌作業の負担が軽減する。しかも、希釈せずにそのままスプレーして使用でき、無色透明・ベトツキなしでテーブル、イス、ドアノブ、手すり、衣類、シーツなど様々な素材に使用可能。

効果が持続することで、除菌作業の省人化、効率化を実現でき、手間やコストの削減につながる。