ＤａｔａＬａｂｓ（東京都中央区）は、建設業界のＤＸ化に向け、コア技術である点群データの自動３Ｄモデリング（ＢＩＭ／ＣＩＭ化等）をベースに建設業務を効率化するプロダクト群の開発を進めていることに加えあらゆる３Ｄデータの可視化・共有プラットフォームをＳａａＳモデルで展開中。

同社の提供するプロダクト「Ｍｏｄｅｌｙ」は、２０２３年４月に業界初の公共工事での適用可能な「新技術」承認を受けた配筋検査自動化ツール。ｉＰａｄ付属のＬｉＤＡＲで取得した配筋の点群データをシステムにアップロードし、配筋検査を行いたい範囲を指定すると全自動で配筋モデルが作成される仕様。事前入力した設計値と比較して現場で合否判定や不合格箇所の修正が可能。各点検項目の寸法も自動抽出し帳票を自動生成。３次元データの特性を活かして「かぶり厚」や円形フープ筋、円形配筋などの複数の点検項目や配筋タイプにも対応ができる。今まで図面片手に４人１組で行っていた現場での検査も１人で手軽に実施できるようになり、任意の箇所に写真やコメントを付けることも可能で、発注者はクラウド上でモデルや点群データ、写真・コメントを確認して現地立会せずに検査が実施でき、施工の省力化や情報管理／共有簡素化に繋がる見通しだ。

ｉ–Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎを推進するシーズとして国土交通省中部地方整備局が採択。
※iPadはApple inc.の登録商標です。

・ iPad1台でその日から配筋検査の効率化が可能
・ 価格も８万円（税別）と業界最安値
・ 簡単なクリックのみで、位置を自動推定して現況配筋モデルを生成（DXF形式で出力可能）
・ NETIS登録申請中
・ 鉄筋間隔の最大誤差：０・３Φ以下、かぶり厚の最大誤差：０・６Φ以下の精度実現
・ デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の試行要領（案）に準拠

第5回 建設・測量生産性向上展

会期：2023年5月24日(水)・25日(木)・26日(金)
会場：幕張メッセ
出展ブース：Ｃ–４９