ウイザップ偕揚社は１９２８年の設立以来、白熱電球、ハロゲン電球、Ｘ線管球、電子銃などの用途にて高品質なタングステンフィラメントを提供してきた。市場のニーズに対応し、完全オーダーメイドで製造実績は６万種類を超えている。

タングステンは金属の中で最も融点が高く、電球の発光源や放電電極、接点などで活用されてきたが、近年では細線での高強度の特徴を活かし医療分野での採用が進んでいる。５㎛の細線での強度はステンレスよりも高く、Ｘ線の造影性も優れており、カテーテル、ガイドワイヤー部品として管腔部、血管などに挿入され、位置確認を容易にする用途で期待されている。長年、国内外のタングステン線を調達してきた知識・経験から、レニウム、トリウムを添加した材料や、強度、再結晶状態、加工性など用途に応じた提案が可能である。

従来のコイリング技術を活かした異素材のコイル加工や、フィラメントの継線・溶接加工を含めた二次加工品、分析機器、センサーなどで使用される金属加工品、またそれらのユニット作製の実績も増えている。同社を新装置、部品の開発、量産化のパートナーとして活用し効率的な「ものづくり」を実現してみてはいかがだろうか。