ＳｏｆｔＲｏｉｄ（東京都千代田区）は、建築工事の遠隔施工管理を支援する画像処理サービス「ｚｅｎｓｈｏｔ」を提供。すでに大手デベロッパーから工務店まで、多くの建築事業者に幅広く利用されている。

歩くだけ。３６０度現場ビューを作成

建築工事の施工管理には「現地で現物を確認すること」が欠かせない。しかし、同時に複数の現場を抱えている現場監督にとって、現地確認は「移動時間の長さ」や「複数案件の管理コストの増加」を生み、大きな負担となっている。これらの業務・経営課題を解消するためのｚｅｎｓｈｏｔは、東京大学出身のＡＩエンジニアたちが開発したシステムにより、現場をカメラが設置されている棒状の機器を持ち歩いて現場を歩き回るだけで、センサーが自動で働き画像を保存し、３６０度現場ビューを作成することができる。カメラを持って歩く以外の手間は一切かからなく、機器に備え付けたスマホから音声案内・説明動画が流れるため、説明なしで誰でも操作が行える。

３６０度現場ビューが作成されることで、遠隔から現場全体を確認でき、全工程における施工状況を記録、プロジェクトメンバーで施工状況を簡単に共有することが可能になる。また属人的な管理方法から脱却し、新人監督や外部監督であっても施工品質を一定に保つことができる。

「建築現場の自動化・無人化」を掲げ建設業界のＤＸにつながる。