「廃プラスチック」をエネルギーとして再生利用

廃棄プラスチックを取り巻く環境は、世界的規模でその発生量の増加、燃焼処分による二酸化炭素の排出、不適切な廃棄による海洋生物への悪影響等の社会問題が発生している。

エムシーシーの廃プラスチック油化還元装置「ＹＵＫＡＫＩ」は、破砕された廃プラスチックを加熱、溶解、分解・気化させ、気化したガスを冷却することによって再生油を作り出す機構を内包している装置。１キログラムの廃プラスチックのチップで約１リットルの再生油が精製でき、再生油はディーゼル発電機の燃料やボイラー等の燃料使用が可能な、カーボンニュートラル燃料の一種類である。

従来の廃プラ処理装置と比べて、複雑な機構を伴わないコンパクト設計な上、加熱に火力を使用しない高周波誘導加熱方式の採用により加熱効率をアップすると共に安全稼働を実現させた。

また、本装置は各社における「新事業展開補助金・助成金」の対象になる計画案によっては組み入れることも可能である。

特長

▶︎低価格でコンパクト
複雑な機構を伴わないコンパクトタイプにより、油化装置本体の低価格化を実現

▶︎高周波誘導加熱方式を採用
高周波誘導加熱方式の採用により、火を使わず安全性を向上

▶︎連続運転が可能
従来のバッチ式処理装置と比べ、溶融部に押出機を使用したことにより、「MS-50」は、連続して廃プラスチックの投入が可能

▶︎低ランニングコスト
生成油を発電機の燃料として利用可能なため、ランニングコストの大幅な節減に成功