アルミニウム総合メーカーであるＵＡＣＪは、賞味期限12年の備蓄水と、災害時に飲料水を支援しあえるネットワーク「水の架け橋」を提供している。

「水の架け橋」は、ペットボトルと比べ、空気や水蒸気、紫外線を通さないアルミニウムの特徴を生かした賞味期限12年のアルミボトル缶入り備蓄水である。賞味期限が長いため、本製品を導入する事業者や自治体は、買い替え頻度の削減、入替や廃棄作業にかかる費用、人的コストの削減が見込め、さらに高いリサイクル率で資源循環にも貢献できる。容量は持ち運びに適した５００mlで、従来よりも口径が大きくリシール可能なアルミ製キャップを採用している。

「水の架け橋ネットワークシステム」は、災害時の飲料水の供給不安を解消するために企画・開発したものだ。本備蓄水を購入した事業者や自治体は「水の架け橋ネットワーク」に加入できる。平時では購入量・保管場所・賞味期限などの備蓄品情報を一元管理でき、災害発生時には本ネットワークを通じて開示される連絡先を用いて備蓄水を支援し合うといった情報交換が可能となる。事業者同士の「共助」を実現する新しい防災サービスを提供している。