静岡情報処理センターは、静岡県庁に初めて導入された大型汎用機の運用・保守を目的として株式会社シャンソン化粧品とＮＥＣの共同出資により誕生し、今年で創立54年を迎える。日々変化の激しいＩＴ業界の中で、公共自治体、民間企業、金融機関、医療・介護施設などの幅広い分野のシステム設計・開発・運用を通して全国に向けて貢献してゆく事業に取り組んでいる。

同社の混雑状況判定システム「コムジャッジサービス」は、カメラで撮影した画像をＡＩで解析し、施設や駐車場、イベント会場などの混雑状況を見える化できるシステムだ。カメラ自体にはＡＩを必要としないため、一般的なネットワークカメラで対応可能。ＡＩ学習により、自動車など人以外の混雑状況も可視化できる。Ｗｅｂ上で簡単に施設や駐車場、イベント会場などの混雑状況を確認できるため、待ち時間短縮や混雑防止策の検討などに貢献する。日時ごとの混雑状況データに加え、天気や気温などのデータも蓄積する。データ蓄積により、未来の混雑状況の予測に活用でき、人員の調整、集客や売上向上のための施策としても利用できる他、施設が密にならないようなレイアウトの改善を図れる。