半導体搬送装置で実績多数！！
金属材料よりも比強度、比弾性率に優れた軽くて強い材料

TIP compositeはCFRP（炭素繊維強化プラスチック）の成形・加工メーカー。CFRPは「軽量」「高強度」「高剛性（たわみにくい）」という機能性を兼ね備え、金属の代替素材として注目を集めており、半導体搬送装置をはじめ、航空宇宙から医療機器、FA、産業ロボット自動車など様々な分野で使用されている。

CFRPは、鉄やアルミなどの金属材料よりも比強度、比弾性率に優れた 【軽くて強い】材料。X線透過率が高いので、人体への被爆量を軽減し、鮮明な画像を得ることができる。医療機器分野においては、使用する炭素繊維・成形方法により異なるが、一般的にアルミの5倍の透過率と言われている。高い剛性が必要な場合、フォーム材との組み合わせにより飛躍的に透過率を向上させる事も可能。また振動減衰性に優れ、搬送装置においては位置決め精度向上や高速化に貢献しており、その他にも精密機器における精度向上にも大きく寄与している。金属よりも熱寸法安定性が高く、熱膨張係数ゼロ設計も可能。

CFRPの機械的特性は金属などの等方性素材とは異なり異方性を持つ素材で、材料設計が可能。部品設計段階からその最適な設計を同社が培ってきた複合材に対するノウハウでFEM解析を用いCFRPを効果的に使うことができ、解析結果をもとに設計を進めることもできる。「カーボンで半導体の生産タクトを短縮」を掲げ、CFRPの様々な機能を持つ装置部品を提供する。

■軽量で比強度に優れているため、製造ラインの省力化を実現。エネルギーコスト低減によりCO２排出量の削減も可能。
■振動減衰性に優れ、搬送装置において高速化かつ高精度により生産性が向上する。
■熱膨張率が低く、高温下でも機能的特性の低下が少ない。
■X線透過性に優れているため、少ない照射量・被曝量で鮮明な画像が撮影可能。