取扱っている炭素関連商品は石油コークス、カルサインコークス、石炭コークス、石炭、ピッチ等多種に亘っております。

石油コークス

石油コークスとは、石油精製装置から出る重質油を、コーキング装置に約600℃にて熱分解処理した時の残渣で、分解プロセスにより製品名が異なるが、一般にディレード・コークス と呼ばれるものが主体である。 これらは、コーキング装置から採取されたそのままの生コークス 、さらに生コークスをもう一度約1300℃にて焼いて揮発分を除去した煆焼（かしょう）コークス (カルサインコークス) とがある。
石油生コークスやカルサインコークスは主として、製鉄所等の原・燃料、冶金材料、鋳物用燃料、アルミニウム精錬用等の電極等に使用されている。
として海外品（中国、アメリカ、インド等）を輸入し、品質を確認した上で、国内各業界に販売している。

カルサインコークス

カルサインコークスは、生石油コークスをロータリーキルン等により加熱処理を行い、揮発分と水分を除去したもので、98.5％以上の固定炭素含有量で黒鉛化原料又は加炭材などに使用されている。
熱処理されたカルサインコークスは、塊状であるので、その後、粉砕、篩い分け工程を経て、適度な粒度にして使用される。
主な用途としては、化学業界における炭素源や、製鉄所等の原・燃料、冶金材料、鋳物用燃料等に電極等に使用されている。
主として中国の工場で生産されたものを輸入し販売しているが、粒径等お客様の要求事項を製造工程に反映し品質確認した上で、輸入販売している。

石炭コークス

石炭コークスとは石炭を1,300℃以上で乾留（蒸し焼き）したものである。石炭を乾留することで、石炭中の揮発分、硫黄分、コールタール、ピッチ等の成分が除去され、それにより、燃焼時の発熱量が高くなり、高温を得ることが出来る。
硫黄分が少なく、高温を得られることから、主に高炉の還元剤として使用されている。その他、冶金材料、鋳物・合金鉄用等に使用される。
主として中国から輸入し品質を確認した上で販売している。