グラビア方式に匹敵する高速印刷と高解像度を実現

シンク・ラボラトリーは創業５０年を超え、世界３８ヵ国、２５０社以上の企業へ軟包材のソリューションを提供してきた。従来のグラビア製版で用いられた彫刻機や腐食機、めっき装置を使用しない全く新しい製版方式の「New FXシリーズ」で、これまで実現できなかった高精細製版への可能性を高めると同時に、環境負荷の大幅低減を両立した。

さらに同社では、大量・高速印刷向きのグラビア方式で開拓できなかった小ロット印刷に適したインクジェットプリンター「FXIJ」を開発。基材幅６００mm、印刷幅 ５４０mmのVOCレスの水性インクジェットインクに対応するロールtoロール方式の水性インク専用のインクジェットプリンターで、一般的な軟包装パッケージサイズに対応。これまでグラビア印刷でカバーしにくかった2000m以下の小ロット印刷をタッチパネルによる簡単操作で柔軟に出力することができる。色数は、CMYK+白の５色仕様で、５色を毎分４０メートルの速度で印刷でき、使用基材は、OPPおよびPETフィルム、またシュリンクPETフィルムへの印刷も可能。製品サイクルの短い菓子や新製品のパッケージのサンプル印刷など、更なるパッケージの可能性を広げ、グラビア印刷との共存によりムダのない効率的な印刷を実現する。