環境にやさしく、生産性アップとコスト削減に貢献する製版装置

シンク・ラボラトリーは、最新レーザーグラビア製版システム「ＮｅｗＦＸ５」をはじめ各社の所有機械に合わせて柔軟なプラン選択できる幅広いラインナップでパッケージ業界をサポートしている。有機溶剤系インキを使用するグラビア印刷は環境面でも問題視されているが、同社のシステムで製版する事によって版の深度を浅くする事ができ、高品質かつ従来の彫刻製版から15〜30％のインキ削減が可能となっている。

さらにインクジェット印刷機で使用する水性インキをそのままグラビア印刷に使用し、版深度５μｍの揮発性有機化合物（VOC）を含まない完全水性グラビアの実証テストにも成功。また、VOCレス完全水性インクに対応したインクジェットプリンターを開発。白を含む５色を毎分４０メートルの速度で印刷でき、幅５４０ミリメートルのＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）フィルムなどの基材に表面処理をしなくても印刷可能。印刷速度はグラビア方式と比べ遅いが、版製作が不要なため印刷量が２０００メートル以下の場合、印刷時間とコストで優位性がある。